医療機関情報

医院名 武藤歯科口腔外科クリニック
院 長 武藤 壽孝
住 所 〒359-1111
埼玉県所沢市緑町4-9-10-1
診療科目 歯科口腔外科
電話番号 04-2935-3846

お知らせ

2017/7/16

ホームページを公開しました。皆様にご活用いただけましたら幸いです。

顎変形症、輪郭形成

顔は人間の身体で隠せない唯一の部分です。このため顔の審美性は非常に重要となります。

口元はキレイな横顔とスマイルに、輪郭は顔全体のバランスに関係します。

顎変形症とは

顎変形症とは上下顎骨の成長の上下的、前後的アンバランスにより生じた顔面の輪郭異常とそれに伴う咬合異常のことです。

顎変形症は、一般的に以下に分類されます。

  • 下顎前突症(受け口)
  • 上顎前突症(出っ歯)
  • 開咬症(前歯がすいている)
  • 顔面非対称(顔が曲がっている)

顎変形症には分類されませんが、輪郭の中のオトガイ形態も顔貌におおきく関与します。

○上下の顎の大きさと咬み合わせにより横顔や口元は大きく変化します

           

○オトガイの形は横顔をおおきく変化させます

           

○下顎骨の左右の成長のバランスがくずれると顔の左右非対称性が生じます。顔が曲がっている、顎がゆがんでいる、顎がズレているとも表現します。

われわれの取り扱う顔面非対称は中顔面と下顔面で、

■上顎骨、■下顎骨、■オトガイから構成されます。

この3つの要素が複雑に関与し顔面非対称が生じます。

どの要素が関与しているかを判断し、その部分を修正します。

○顎変形症における顎矯正手術の種類

顎矯正手術は上顎骨および下顎骨におこないます。

下記の手術を行います。これら単独または組み合わせで咬合および顔貌の改善をはかります。

1、下顎枝矢状分割術

2、Le Fort 1 骨切り術

3、オトガイ形成術

4、下顎骨分節骨切り術

5、上顎骨分節骨切り術

顎矯正手術の詳細


症例

上顎前突                            上の前歯が下の前歯よりかなり前に出ています(正常は2-3mm)。上顎骨の前方成長が大きいか、上の前歯の前方への傾きが大きいか、下顎の前方発育が小さいかなどが考えられます。それらを分析し治療方針を立てます。


下顎前突                            アジア人に多いタイプです。下の前歯が上の前歯より前方に出ています。あまり大きいと咀嚼や発音に影響します。一般に下顎骨の前方発育が大きいことが多いですが、上顎骨の前方発育不良を伴う場合もあります。        

顔面非対称                    下顎骨の左右の発育バランスがくずれますと、咬みあわせが異常となり、これが上顎骨の上下的成長に影響を与えます。結果として顔面非対称になります。上顎骨、下顎骨、オトガイ部の3つの部分の分析が必要です。

図の症例では、オトガイはほぼ中心ですが上顎骨および下顎骨が傾いています。                                                                                                                                        

開咬                              奥歯だけが接触し前歯が空いている咬みあわせを言います。舌を上下の前歯に挟む習癖に多いと言われていますが、はっきりしません。上顎骨と下顎骨の両方を手術する場合が多いです。       

オトガイの異常(上下的に長い)                 オトガイ部骨の上下的長さと下唇の長さのバランスがくずれ、口唇閉鎖時に下唇のラインがストレートになります。図の症例ではオトガイ部の骨を短縮する処置がなされます。              

オトガイの異常(前後的に短い)                                 口唇閉鎖時にオトガイ部皮膚がシワになり隆起することが多いです。比較的日本人に多いです。E-line に影響を及ぼします。矯正歯科治療で良好な歯並びを獲得しても、良好な横顔にはなりません。図の症例ではオトガイ部の短縮・前方移動が必要です。       

顎矯正手術、輪郭形成術の治療の流れ

顎変形症と診断され治療方針を計画する場合、従来の一般的方法と新しく台頭してきた方法があります。

従来の一般的方法が矯正歯科治療を初めに行うオルソドンティクファースト新しく台頭してきた方法が手術を先に行うサージェリーファーストです。

どちらも顎矯正手術の内容は同じですが、種々の異なる点があります。

     

1、オルソドンティクファースト:矯正歯科治療が先に行われる

健康保険が効く治療です。ただし種々の制限があります。

■ 指定自立支援医療機関の認定を受けている矯正歯科医でないと健康保険での矯正歯科治療は受けられません。

■ 術前矯正歯科治療が必要です。

■ オトガイ形成術を含め、種々の顎変形症手術が保険で可能となります。

治療順序

  術前矯正歯科治療→顎変形症手術→術後矯正歯科治療

2、サージェリーファースト:顎の手術が先に行われる

健康保険が効かない自費診療となります。

■ 手術内容は健康保険での顎矯正手術と全く同じです。治療順序が異なります。

■ 術前矯正歯科治療を行いません。初めに手術をし、顔貌を改善します。

■ 全体の治療機関が短縮されます。

治療順序

  顎矯正手術→術後矯正歯科治療

3、輪郭形成術

健康保険が効かない自費診療となります。

以下の手術を行います。

■ オトガイ形成術
 術前矯正歯科治療を行っても、この手術単独では健康保険の適応にはなりません。

 オトガイ形成術の詳細

■ 治療順序
  特にありません。


 

4、料金

サージェリーファーストにおける顎矯正手術と輪郭形成術(オトガイ形成術)は自費診療となります。

手術の種類により手術の難易度や入院期間が異なります。  

手術は全身麻酔下手術となりますので、安全・安心のため入院となります。


*料金には、手術料金、全身麻酔料金、入院管理料金等があります。

*手術料金:30-40万

*その他入院諸費用(全身麻酔、薬剤、入院管理等)

*入院期間はほとんどが3泊4日です。

自費料金の詳細  

5、手術までの流れ

手術は安全および安心のため総合病院での入院下で行います(入院手術)。

1)初診(紹介等)

   諸検査:問診・視診、顔面計測、X-P

   顎変形症/輪郭形成手術についての説明と同意

2)CT撮影、咬合模型の作製。具体的手術内容の説明

3)術前検査(入院病院で行う)

4)手術前日に入院

5)全身麻酔下手術

6)手術2日後に退院

顎変形症に関しては、健康保険適応が複雑ですので一度相談することをおすすめします。

私は過去30年以上、大学病院で顎変形症手術を専門として診療を行ってきました。

武藤歯科口腔外科クリニックを開設しましても、顎変形症手術等の全身麻酔下手術を行っています。

当クリニックを受診し全身麻酔下手術が必要と判断した場合は、連携病院に入院していただきます。当クリニックスタッフと連携病院スタッフでの共同手術を行います。